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第21回総会 |
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2013年10月4~5日
基本テーマ:精神科救急サービス改革 当事者中心の原点
会場:国立情報学研究所(学術総合センター)
会長:笠井 清登(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
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●海外特別講演1
H.O.P.E: How Other Possibilities Emerge.
座長:近藤 伸介(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
演者:Gina Kaye Calhoun, Ph.D.(Director of Welness Education Copeland Center for Wellness and Recovery)
●海外特別講演2
The Joint Crisis Plan: Results from three randomised controlled trials
座長:飛鳥井 望(東京都医学総合研究所)、安藤 俊太郎(東京都医学総合研究所)
演者:Claire Henderson, M.D, Ph.D.(Institute of Psychiatry, King's College London)
●海外特別講演3
Implementation of advance statements in mental health care: lessons learned and recommendations
座長:岡崎 祐士(東京都立松沢病院・厚生会道ノ尾病院)、青木 悠太(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
演者:Claire Henderson, M.D, Ph.D.(Institute of Psychiatry, King's College London)
●特別講演1
当事者中心のサービス:べてるの家の経験から
座長:岡崎 祐士(東京都立松沢病院・厚生会道ノ尾病院)
演者:向谷地 生良(北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科)
●特別講演2
精神科的背景のある身体科救急患者へのサービス
座長:分島 徹(医療法人社団一陽会 陽和病院)
演者:上條 吉人(北里大学医学部中毒・心身総合救急医学)
●特別講演3
当事者の望む精神科救急サービス
座長:近藤 伸介(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
演者:竹内 政治(さいたま市精神障害者当事者会)
●特別講演4
災害医療マネジメントの確立へ向けて
座長:中島 豊爾(岡山県精神科医療センター)
演者:中尾 博之(東京大学医学部附属病院災害医療マネジメント部)
●特別講演5
我が国の精神医療の行方
座長:平田 豊明(千葉県精神科医療センター)
演者:岡崎 祐士(東京都立松沢病院・厚生会道ノ尾病院)
●特別講演6
自殺未遂患者と出会うとき~コンサルテーション活動における精神療法的視点
座長:金生 由紀子(東京大学大学院医学系研究科こころの発達医学分野)
演者:高野 晶(心の杜・新宿クリニック)
●理事長講演
精神科救急サービス改革への理念共有
座長:笠井 清登(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
演者:平田 豊明(千葉県精神科医療センター)
●シンポジウム1
ガイドライン改訂に向けたワークショップ:抗精神病薬早期反応不良例に対する方策-現場感覚とRCTとの融合を目指して
座長:八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック)
座長:須藤 康彦(医療法人須藤会 土佐病院)
「症例呈示 1」
演者:大館 太郎(群馬県立精神医療センター)
「症例呈示 2」
演者:竹林 宏(埼玉県立精神医療センター)
「JAST study groupの早期反応不良例に対するRCTの成果」
演者:八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院 メンタルクリニック)
統合失調症の救急・急性期薬物療法は、理想的なデザインを実施することの現場的困難さから、製薬会社をスポンサーとしない良質な研究成果は国際的にもわずかである。そこでわれわれは、精神科救急医療機関の多施設共同研究グループJapan Acute-phase Schizophrenia Trial (JAST) Study Group を組織して現場のランダム化臨床試験(RCT)を2007年から毎年実施し、その成果に基づき日本精神科救急学会の精神科救急医療ガイドライン2009年版を作成・公表した。その後、次のガイドライン改訂のために、未解決課題として抗精神病薬早期反応不良例に対するRCTを順次進めている。本ワークショップでは、精神科救急医の現場感覚を吸い上げつつ、RCTの成果との融合を図ることを意図している。それらは、次のガイドライン改訂に反映させる予定である。
●シンポジウム2
物質依存
座長:成瀬 暢也(埼玉県立精神医療センター)
「脱法ドラッグ関連障害の疫学的動向とその症候学的特徴―「全国精神科医療施設における薬物関連障害の実態に関する調査」より」
演者:松本 俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
「依存症専門外来における脱法ハーブ乱用・依存について」
演者:谷渕 由布子(同和会千葉病院)
「身体科救急における脱法ドラッグ患者の実態について」
演者:井出 文子(関東労災病院精神科)
「精神科救急医療における脱法ドラッグ関連精神障害-当院における状況と尿中の薬物鑑定について」
演者:小沼 杏坪(KONUMAせのがわ記念広島薬物依存研究所)
近年、向精神薬や脱法ドラッグといった、「取り締まれない薬物」の乱用・依存が社会的問題となっている。なかでも、脱法ハーブをはじめとする脱法ドラッグ関連障害は、この2, 3年、精神科救急のみならず、一般救急に置いても深刻な問題となっている。しかし、脱法ドラッグはその内容成分に関する情報を欠いており、脱法ドラッグが引き起こす精神神経症状についてもいまだ不明な点が多く、おそらくそれそれの医療機関が置かれた役割や機能によって見えてくる患者の臨床的特徴にも違いがあると推測される。そこで、本シンポジウムでは、すでに脱法ドラッグに関して様々な臨床経験や研究成果を持つ専門家にスピーカーとしてご登壇いただき、乱用実態に関する疫学的知見、精神科救急、身体科救急、薬物依存症専門外来といった、様々なセッティングから見えてくる脱法ドラッグ関連障害患者の臨床的特徴についてお話しいただくことで、この未知な薬物に関する知見を本学会員に共有していただきたいと考えている。
●シンポジウム3
災害精神科救急マネジメント
座長:鈴木 満(外務省メンタルヘルス対策・岩手医科大学神経精神科学講座)
座長:荒木 剛(東京大学大学院医学系研究科ユースメンタルヘルス講座)
「宮城県東松島市における精神医療・精神保健」
演者:荒木 剛(東京大学大学院医学系研究科ユースメンタルヘルス講座)
「宮城県の石巻医療圏のこころのケアについて」
演者:田中 雄大(石巻赤十字病院医療技術部医療技術課臨床心理係)
「福島県におけるこころのケア」
演者:大川 貴子(福島県立医科大学看護学部看護学科家族看護学部門)
2011年3月の東日本大震災は、これまでの想定を大きく超えた災害であった。第一に、地震と津波との複合的な災害であったため、被災者の喪失体験や生活環境の変化が非常に大きくみられた。第二に、早期から精神医学的な支援が必要とされ、さらに継続的な医療支援の重要性・中長期的な精神保健体制の構築と自殺対策が必要となった。第三に、地域によって震災の影響は大きく異なり、さらに原子力発電所の影響も考慮すべき地域がみられ、現在における被災者の生活格差や受けられる支援の格差につながっている。
本シンポジウムでは、震災精神医療に関わった医師やコメディカルスタッフが、異なる立場から、異なる地域における「こころのケア」について、今回の体験を踏まえて報告を行い、被災地のニーズ・当事者のニーズに応じた適切な精神医療支援のありかた、について考えていきたいと思う。今後のさらなる支援の継続・あらたな災害への備えの一助となれば幸いである。
●シンポジウム4
地域社会とのインターフェース・電話相談
座長:羽藤 邦利(医療法人社団邦秀会 代々木の森診療所)
座長:金原 明子(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻専門職学位課程)
「夜間こころの電話相談・利用者のニーズ」
演者:西村 由紀(特定非営利法人 メンタルケア協議会)
「アウトリーチ・地域でのチーム医療」
演者:高野 洋輔(こころのホームクリニック世田谷)
「地域生活支援における危機介入」
演者:長門 大介(社会福祉法人 巣立ち会シンフォニー)
緊急対応のニーズ調査では、救急相談・往診や訪問支援・救急予防の充実など、地域での予防的・心理・社会的支援がニーズの一つであることがわかった。(H19.20厚労省自立支援調査研究プロジェクト)本シンポジウムでは、相談事業・利用者のニーズ、アウトリーチ、予防的な取組について、各方面のシンポジストにご講演いただき、当事者・コミュニティ中心の精神保健医療救急サービスの実践を多方面から捉える試みを行いたい。
●シンポジウム5
身体救急との連携・合併症
座長:河上 真人(雁の巣病院)
座長:神出 誠一郎(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
「大阪府における身体科救急と精神科救急の連携」
演者:澤 温(社会医療法人北斗会さわ病院)
「岩手医大における精神科救急システム」
演者:大塚 耕太郎(岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座/神経精神医学講座)
「身体合併症の治療について」
演者:森本 修三(聖隷三方原病院精神科)
「身体科救急との連携 -救急医の立場から-」
演者:中島 勧(東京大学医学部附属病院救急救命センター)
精神疾患として治療に急を要する状態であっても、意識障害や大量服薬・自傷等による自殺企図などの場合、まず身体科救急に搬送されるケースが多いことが知られているが、もし救急の治療として身体的な問題のみ対応され、背景となる精神疾患が見逃されてしまった場合には、精神科的治療のきっかけを失うことが懸念されている。つまり可能な限り早期に精神科的な初期治療を開始する上で身体科救急との連携は今や不可欠と言える。本シンポジウムでは、総合病院精神科および身体科救急、また単科精神科病院を含む地域の救急システムなど、様々な立場の第一線で活躍する方々によりご講演いただくことで、今後の進退科救急とのよりよい連携の方向性について議論を深めることを目的としている。
●シンポジウム6
高齢者疾患の「診断・治療・支援」-神経内科・精神科の視点
座長:長島 美奈(一般社団法人生駒会 松戸診療所)
座長:岡村 毅(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
「神経内科と精神科の連携する大学病院メモリークリニックの経験から」
演者:岡村 毅(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
「困り事を共有する -正解のない現場で-」
演者:池田 正行(高松少年鑑別所)
「高齢者における精神疾患」
演者:伊豫 雅臣(千葉大学大学院医学研究院精神医学)
高齢者医療の現場では、高度先進医療と一次医療の役割分担に関する課題が山積している。精神科に限らず高齢者の一次医療(初期診察、診断、処方等)の技術が十分ではないため、意図せずして患者の生活を脅かしている可能性はないだろうか?本来日本人は生活の場を重要視してきたはずである。とりわけ身体合併症を持つ高齢者の精神医療では、医療内においては複数の分野(専門領域)をまたがる技術が求められるうえに、医療外においては保健、介護、福祉、住居、生活支援、権利擁護等との協働が求められるため、医療の入口である一次医療の質の向上がますます重要である。当日は神経内科および精神科の臨床、研究の第一線で活動する報告者をシンポジストに迎え、高齢者医療の現状分析をし、高齢者の生活の場を守る医療を提供するべく、今後の方向性を討議したい。
●シンポジウム7
児童・思春期のクライシスレゾリューション
座長:田中 哲(東京都立小児総合医療センター)
座長:金生 由紀子(東京大学大学院医学系研究科こころの発達医学分野)
「都立小児総合医療センター児童思春期精神科救急病棟の現状」
演者:島内 智子(東京都立小児総合医療センター)
「虐待通告緊急保護時の子どもへの配慮」
演者:山本 恒雄(日本子ども家庭総合研究所子ども家庭福祉研究部)
「大学内でのクライシスレゾリューション」
演者:渡邉 慶一郎(東京大学学生相談ネットワーク本部)
児童・思春期の発達の過程の中で、家庭と学校は生活の重要な場であり、また、友人関係も大切な要素である。子どもの年齢が低かったり、反応しやすい発達特性を有していたりすると、これらの環境からより大きな影響を受ける。その子どもにとって、適度なストレスであればそれを乗り越えて成長する糧となるが、ストレスが過大であったり蓄積されすぎたりすると、対応できなくなり、クライシスをきたす。本シンポジウムでは、クライシスに適切に介入してむしろよりよい発達への転機とするにはどうしたらよいかを、家庭、学校、さらには医療現場での介入を踏まえて検討したい。その際には、多職種連携にも重点を当てて論じたい。
●シンポジウム8
精神科強制医療介入のあり方:急性期精神科医療における行動制限の最小化について
座長:佐藤 雅美(東京武蔵野病院)
「データでみる行動制限と海外の動向」
演者:野田 寿恵(国立精神神経医療・研究センター 精神保健研究所社会精神保健部)
「日本精神科看護技術協会における「行動制限最小化認定看護師」の養成」
演者:吉浜 文洋(京都佛教大学保健医療技術学部看護学科)
「「スーパー救急で拘束ゼロ」の功罪」
演者:三澤 史斉(山梨県立北病院)
精神科医療における強制介入の適切性は、いつの時代にも議論の対象である。どの診療領域においても、医学の発展とともにより患者侵襲の低い治療技法が開発されており、精神科医療における行動の制限にも代替法の開発など様々な試みがあるが、依然として必須の介入法であり、その最小化が今も課題となっている。特に精神科救急医療ではその領域特性から行動制限の使用頻度は高い。従来から経験的な根拠によって行われてきた行動制限は、近年になり組織的な取り組みや、研究的取り組みが行われるようになり、その最小化の方法論は集約されつつある。本シンポジウムでは、そのような近代手法に基づく取り組みを紹介し、有益な知見を共有する場として今後の普及を図り、精神科救急医療における精神科治療の強制医療介入の適切性の向上に寄与できるよう、有意義な議論を行いたい。
●シンポジウム9
プレホスピタル・ミクロ救急、消防、行政
座長:平田 豊明(千葉県精神科医療センター)
座長:中村 満(東京都立豊島病院精神科)
シンポジスト:澤 温(社会医療法人北斗会 さわ病院)
シンポジスト:桑原 寛(神奈川県立精神保健福祉センター)
シンポジスト:塚本 哲司(埼玉県立精神保健福祉センター)
「東京都の精神科救急医療 ~現状・課題・改善の方向性~」
演者:熊谷 直樹(東京都福祉保健局障害者施策推進部)
「精神症状がある傷病者の救急搬送について」
演者:竹内 栄一(東京消防庁救急医務課)
「精神科病院と地域連携」
演者:守屋 弘一(東京足立病院医療福祉相談室)
「荒川区における自殺未遂者支援の現場から」
演者:与儀 恵子(荒川区福祉部障害者福祉課こころの健康推進係)
ここ10年ほどで、精神科医療に対する理解が広がり、その敷居はずいぶんと低いものとなり、また、医療サービスの選択肢も増え、とても利用しやすいものとなった。しかし、利用者の病状と緊急性、背景など、また、サービスを提供する側の事情によってはうまくマッチせず、医療に繋がることが困難となってしまう場合もあるという現状もある。これらの傾向は、皮肉なことに、医療資源が多く存在する大都市においてより顕著になっており、以前から問題点として指摘されてきた。これらの問題点を解決すべく、東京都ではさまざまな試みが行われている。本シンポジウムでは、これらの試みの実情と問題点、そして将来の方向性についてまで言及し、精神疾患患者にとって精神科医療にアクセスしやすい方策を議論する。
●シンポジウム10
当事者・家族の望むクライシス・レゾリューション
座長:飛鳥井 望(東京都医学総合研究所)
座長:近藤 伸介(東京大学大学院医学系研究科精神医学分野)
「当事者の立場から見た 患者が必要とする救急精神科」
演者:竹内 政治(さいたま市精神障害者当事者会)
「家族(きょうだい)の望む精神科救急サービス」
演者:鈴木 仁哉(千葉兄弟姉妹会)
「Shared decision making」
演者:石井 美緒(公益財団法人復康会 沼津中央病院)
「クライシスレゾリューションを支える経験知 ~ 支援者の立場から」
演者:山崎 修道(東京都医学総合研究所)
非同意入院や強制的治療が日常的に行われている精神科救急の現場では、ユーザーとプロバイダーが対等に対話することは原理的にできない。また危機介入という性質上、ユーザーの意向や権利は優先事項ではないと認識されがちである。困り果てた家族の望みが本人の希望と対立することもある。こうした難しい局面において、適切な判断をどう下せばよいか。事前に本人の意向を得ておくことはできないか。本シンポジウムでは、精神科病院に2度の強制入院の経験がある当事者、そして親・きょうだいという家族それぞれの立場からシンポジストを招き、専門家を交えてよりよい危機介入の方法を探りたい。
●シンポジウム11
精神科救急病棟は進化しているか?
座長:島本 卓也(大阪府立精神医療センター)
座長:川畑 俊貴(京都府立洛南病院)
「精神科救急入院料病棟における医師育成(指導医の立場から)」
演者:橋本 和典(奈良県立医科大学)
「精神科救急入院料病棟:病院運営と医師育成のはざまで(病院管理者の立場から)」
演者:山下 俊幸(京都府立洛南病院)
「医師育成の場としての精神科救急入院料病棟に望むこと(教育を受けた経験者の立場から)」
演者:山﨑 信幸(京都大学医学部附属病院デイ・ケア診療部)
「精神科救急の現場で何を学ぶか」
演者:八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック)
精神科救急入院料病棟では、多彩な疾患、さまざまな重症度の急性期患者が数多く経験できる。そこには、精神医療のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。若い医師にとっては、短期間で多くの経験を積み必要な技術を獲得する格好の場であり、ここで精神科医としてのスタートを切ることは、後の精神科医としてのあり方に好ましい影響を与えると思われる。一方で、救急病棟における医療が、卒後3~7年の若い医師の労働によって支えられており、指導する医師が多忙で、指導に時間と力を割く余裕がもてないという現実もある。精神科医育成の場として優れた条件を備えた精神科救急入院料病棟を、より効果的な医師育成の場とするためには、どのような環境整備が必要なのだろうか。それにはどのような壁があるのか。そもそも、精神科救急病棟では何を若手医師に伝えるべきか。また、何が若手医師から求められているのか。シンポジウムでは様々な立場の医師からの報告を受け、医師育成の場としての精神科救急病棟のあり方を模索する。
●教育研修コース
精神科急性期薬物療法を再考する
座長:澤 温(社会医療法人北斗会さわ病院)
座長:川畑 俊貴(京都府立洛南病院)
「カテゴリカル・クラシフィケーションと投薬「アルゴリズム」の組み合わせで急性期治療が出来るという思いこみ」
演者:計見 一雄(社会医療法人公聴会 佐藤病院)
「ガイドライン・アルゴリズムの効用と限界」
演者:伊豫 雅臣(千葉大学大学院医学研究院精神医学講座)
「統合失調症急性期薬物療法の総括と展望」
演者:八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック)
精神科救急においては、他の救急医療と同様に、救急状態を早急に解決することが求められている。精神科の救急状態の代表は、幻覚妄想状態に基づいた、あるいはそれ以外の状態から現れる精神運動興奮状態である。このための主なる手段は薬物療法であるが、第一世代の抗精神病薬の時代を経て、第二世代の抗精神病薬の時代に入っても、薬剤使用で効果が出るかどうかには症例によって差があり一定の結論は得られない。それでもガイドライン、コンセンサスは常に求められており、各製薬会社がこれに拍車をかけている。このシンポジウムではいくつかの立場から精神科救急状態に対する薬物療法について発表をお願いし、改めて精神科救急における薬物療法の議論を深めたい。
●モーニングセミナー 1
東京都立松沢病院における精神科救急医療の課題と新たな治療戦略
座長:米田 博(大阪医科大学総合医学講座神経精神医学教室)
演者:針間 博彦(東京都立松沢病院)
(共催:日本イーライリリー株式会社)
●モーニングセミナー2
スーパー救急病棟の患者を含む治療抵抗性統合失調症患者へのクロザピン治療
-クロザピンクリニカルパスを用いた地域連携構想-
座長:伊豫 雅臣(千葉大学大学院医学研究院 精神医学 教授)
演者:藤田 潔(医療法人静心会 桶狭間病院)
(共催:ノバルティスファーマ株式会社)
●ランチョンセミナー1
統合失調症の包括的治療
~Long Acting Injectionの役割も含めて~
座長:八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック)
演者:岸本 年史(奈良県立医科大学精神医学講座)
(共催:ヤンセンファーマ株式会社)
●ランチョンセミナー2
双極性障害の治療戦略
~再発予防のための薬物治療と心理教育~
座長:伊豫 雅臣(千葉大学 大学院医学研究院 精神医学教室)
演者:高橋 一志(東京女子医科大学 神経精神科)
(共催:グラクソ・スミスクライン株式会社)
●ランチョンセミナー3
精神科救急における薬物治療
座長:大森 哲郎(徳島大学バイオサイエンス研究部精神医学分野)
演者:藤田 潔(医療法人静心会 桶狭間病院)
(共催:大塚製薬株式会社)
●ランチョンセミナー4
(1)精神科救急病棟(スーパー救急病棟)における統合失調症薬物治療の実際
(2)精神科病院の急性期統合失調症43症例に対する blonanserinの効果
座長:川畑 俊貴(京都府立洛南病院)
演者:(1) 山田 浩樹(昭和大学医学部 精神医学講座)、(2) 渡邊 治夫(社会医療法人北斗会 さわ病院)
(共催:大日本住友製薬株式会社) |
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