平成25年度学会賞
本年は学会賞に相当する演題はなく、奨励賞4本となりました。

○学会賞
なし


○奨励賞
一般演題1−2−4
●精神科医でも実践可能な神経性無食欲症身体管理マニュアルの開発
栗田大輔 他 浜松医科大学 精神医学講座
神経性無食欲症は精神的にも身体的にも緊急介入を要する病態であり、従来精神科単科病院では対応が困難であった。本研究では身体管理マニュアルを作成し前向き研究を行った結果、マニュアル導入により入院期間の短縮とリフィーディング症候群の発生の予防につなげたことを評価する。

一般演題1−4−1
●統合失調症の再燃再発例に対する入院早期からのRLAI導入の有用性の検討
 — 再入院予防と薬剤の簡素化の観点から —
奥平智之 他 医療法人山口病院(川越)、日本大学医学部内科学系統合和漢医薬学分野
精神科救急においては再燃再発を繰り返す統合失調症患者が多く見られるが、本研究では長期予後を見据え、入院早期よりRLAIを導入し、再入院率を低下させた。入院の急性期からデポ剤を使用するという発想の転換を図り、その有用性を示した。今後は比較試験を導入した追加研究がのぞまれる。

一般演題1−7−3
●精神科救急医療における救急隊からの傷病者受入要請に関する調査
浅倉博幸 他 沼津中央病院
精神疾患をもつ傷病者の救急搬送において縦列モデルの活用を目的とした入院前トリアージュを行いその有効性を示した。精神科救急における身体合併症症例への適正な対応について示唆しているが、予備的研究という位置づけであり今後の発展を期待する。 

一般演題2−3−1
●スーパー救急病棟におけるパートナーシップ・ナーシングシステム導入の効果と課題
蒲生 千寿 他 東京武蔵野病院
本邦における精神科での新しい看護の試みと結果が報告された。新知見が多く、また今後の看護師の配置基準を改善するためのデータの提供も可能である。さらなる研究がのぞまれる。